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トラック事故車の見分け方

2018年10月21日

中古車を買おうとする時、まず思い浮かべるのが、このトラックは事故なんてしていないか?という事だと思います。まずは、フロントパネルを開けてみて・・・?

運転席側、右ライト付近の写真です。パネルを開けた状態、ライト真上の暗い所に違和感を感じましたので、赤で囲った付近を覗いて見ると・・・

あら!

やっぱり!溶接の跡があります。真正面の鉄板と横の鉄板をくっつける為の溶接。新車の場合は全て、ロボットでスポット溶接をするので出来上がりが綺麗です。このトラックの場合は、赤丸の所や赤長方形の所を人が溶接した跡があり、錆びた色は溶接した後をサンダーで綺麗にした跡です。

あちゃ~~!と思いながら、右ドアを開けてみます!

ドアを開けて、ドアゴムを引っ張って外してみると・・・

オオ~~!

赤丸のこの溶接跡は新車のまんまです。ではその下の方を見ると・・・

ん~・・・やってる。

赤線印の所。今度は溶接跡ではなく、ノリ(シリコンシーラント、鉄板の結合部に塗る接着剤のような物)の塗り方で分かります。

右ドア、左ドアを開けてみると分かり易いです。左右対称でないと、おかしいですから、あれ?これ、おかしくない?と思ったら、よ~~く見ると分かります。

このノリの塗り方は新車の塗り方ではありません。

ちょっと錆が浮いてますし、バレバレです。

ドアの閉まる方のゴムも外して、溶接の跡を見てみます。
この溶接の〇は新車時についた跡。という事は、これより上の方は板金修理(鉄板交換)をしていないという事です。

下の方を見てみますと・・・

あらら!フェンダー部分の鉄板の結合部、このノリは新車のではない。。

こりゃもう!キャブを上げて覗いてみましょう!赤ラインが、

フェンダーの裏の赤ラインの部分です。

あちゃ~赤部分のところ、溶接べた付けしてますね?気持ちは分からないでもないですが、ここは、先程の丸印のように、鉄板に5mm程の穴を開け、そこを重ね合わせ溶接して、綺麗にノリを塗った方が仕上がりが綺麗です。 

板金屋さんで修業時代に先輩から言われた事で、今でも覚えていますが、鉄板を叩いたり、溶接したり、寸法を合わせることは、当たり前のように大切な事ですが、最後の仕上げ、終わらせる時に、ノリを塗った時の見え方がいかに綺麗か、いかに新車のように見えるかが大切だ!と教わりました。なので、新人の頃は、他の事はやらせてくれても、ノリ付けはなかなかやらせてくれませんでした。

一番左の鉄の棒みたいのは、ハンドルのシャフトです。ハンドルをクルクル回せば、この棒もクルクル回ります。ブレーキと書いてありますのが、ブレーキペダルの裏側、ライトはライトですね(笑)

新車の綺麗なスポット溶接はこんな感じです!👀

スポット溶接とは?ネット引用画像です。

付けたい鉄板を合わせ電流を流して、接着。

(ネット引用画像)

板金屋さんで修業時代、上のようなスポット溶接機を担いで、よくスポット溶接をしていました。鉄板を挟める部分が上手に入らないと、この溶接機は使えませんので、電気溶接機で溶接をします。

このトラックの場合は、右側のフェンダー辺りの事故でしたが、一般的に多いのが左側の事故。やっぱりドライバーさんは、自分は当たりたくないですから、避けるんですね。

事故板金をしていないか?先程も書きましたが、右側と左側の溶接跡、ノリの塗り方を見ると、比較的早く分かります。ドアゴムパッキンを外して見る!というのも分かり易いですね。

自分の好きな中古車を買って働こう!と張り切っているのに、お金を払った後に、事故車だなんて気づいたら、ガックリですもんね。上手な板金屋さんが綺麗に仕上げていたとしても、数年経過すると、どうしても、錆が浮いたり、強度が弱くなっていますので、歪みが出てきたりしてしまいます。また、逆に自分が売却を考えた時に、「コレ!事故車ですね~!」なんて言われて、査定金額がガックリ落ちたら、それこそ・・・ガックリしてしまいます。中古車を買う時には、どうぞ参考にしてみてください!

今日は写真多かったですね!(笑)
長~い文章読んでいただきありがとうございました。

また来週~♪ 🚚♪

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